図❼ 症例1のパノラマX線写真図❻ 症例1の口腔内写真断のもと矯正歯科治療を含めた咬合治療を受け、口腔内装置を作製した。しかし、口腔内装置を新製しても、比較的早く破損してしまい何度も作り替えていた。今回、SBの診断と口腔内装置の作製を希望し、来院された。3)現症• 三叉神経走行領域皮膚にあきらかな知覚異常は認めない。• 口腔内、口腔外に発赤、腫脹は認めない。• 顎下リンパ節に腫大、圧痛は認めない。• 自力無痛開口量 54㎜• 顎関節雑音(-)• 圧痛(+):両側咬筋• 口腔内所見:歯の咬耗(+)、歯の動揺(-)、歯の打診痛(-)、下顎骨骨隆起(+)(図6)4)画像所見 パノラマX線写真にて両側下顎頭にあきらかな骨変化は認めない。顎関節周囲、上下顎骨にあきらかな異常所見は認めない。全顎的に軽度~中程度の歯槽骨吸収を認める(図7)。5)筋電図検査の結果(図8)• 口腔内装置非使用時:SBエピソード 10.9(回/h)、嚙みしめ強さ32.1%• 口腔内装置使用時:SBエピソード 9.0(回/h)、嚙みしめ強さ30.1%6)診断・治療方針 ウェアラブル筋電計を用いた筋電図検査の結果、基準値(4回/h)を大きく超えるSBエピソードが測定され、嚙みしめ強さも32.1%と比較的強い傾向を示した。そこで、口腔内装置を新製し、口腔内装置を使用した時の筋電図検査を行った結果、口腔内装置の装着の有無ではSBエピソードの回数にあきらかな変化はみられなかった。口腔内装置によるSBの抑制効果は小さい可能性が示唆されたが、あきらかなSBがあり嚙みしめ強さも比較的強いことから、歯を保護する目的でスプリントの使用を継続することとした。また、筋症状には日中の嚙みしめが関連している可能性もあ1211. 歯科医院でのマネジメント・メインテナンス
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