歯周治療の長期継続管理 戦略的な補綴介入とトラブル対応
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146Chapter 3Chapter 3歯周病の再発やインプラント周囲疾患を防ぎ、長期的な口腔の健康を維持するためには、歯科衛生士と患者を中心とした、安心して継続できるメインテナンス体制の確立が不可欠である。当院では、次のような管理体制を構築している。• 同一家族に対しては同じ歯科衛生士が担当する。そうすることで、信頼関係を築きやすく、生活背景を踏まえた継続的な指導が可能となる。• 炎症の程度、歯周ポケットの深さや範囲、全身的因子や人柄などから、治りやすさ・治りにくさを考えて、担当を決めることもある。• 受付では患者の本音や不安なこと、言いにくい要望などを聞くこともある。そのような情報や患者の性格、思いを伝えてもらい、改善や対応することで、患者により寄り添える体制としている。3.診療記録(リコール用紙)の明文化(図1)• 誰が見てもその患者のことがわかるようにして4.再評価とリコール間隔の決め方• 歯周基本治療後の再評価は、最後にルートプレーニングをした日から2ヵ月前後に行うことが多い。当院では歯周基本治療でできるだけ治すことを重視しているため、歯周ポケットが5㎜以上でも根面が粗造、BOP陽性、咬合性外傷があるなど、まだ解決できる問題があれば再度歯周基本治療に戻る。• 1ヵ月に1回程度、症例検討会を行う。その際に、途中経過の報告と今後の治療予定の検討を行う。• 院内勉強会は歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、歯科助手がローテーションで発表し、知識の習得やレベリングに役立てている。おくことを意識している。• 性格、生活背景(全身状態や家族のこと)、リコール内容、リスクファクター(例:糖尿病既往など)、問題の歯があれば今後の方針、患者はどうしたいのかなどを記載しておく。患者に寄り添う口腔衛生指導を意識している。• 過去に外科処置をした部位は、FOPやCLPなどの日付と内容を併せて記録しておく。• リコール間隔は、患者の口腔内の状態とモチベーションの程度によって歯科衛生士が決めることにしている。ただし、当院のリコール患者は飽和状態であり、アポイントが入りきらないた長期管理のためのメインテナンス体制1.アポイント• 重度歯周炎の患者は、担当の歯科衛生士が偏らないようにローテーションする。それをノートに記録して管理している。2.院内勉強会での情報共有、知識の習得• 新患で総合的な治療が必要な場合、担当医と担当歯科衛生士が基本治療計画を検討し、院内勉強会で発表して情報共有とカンファレンスを行う。当院でのメインテナンス体制と歯科衛生士教育03

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