歯周治療の長期継続管理 戦略的な補綴介入とトラブル対応
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• ある程度の予測をもって補綴治療計画を立てる• 万が一、支台歯に何か問題が生じた際に対処できるよう、先読みをした計画を立てて、患者さんに伝えておくことまた、保存が難しいと考えられる歯がある場合010Chapter 1こと表❶ 治療計画を立てる際に考慮するファクター金銭的負担残存歯の予後歯内療法の必要性患者の要望個々の歯の補綴的意義矯正治療、限局矯正治療の必要性解剖学的要素永久固定の範囲審美的要因対合歯、臨在歯の状態欠損補綴の可撤性・非可撤性の選択咬合的要素Chapter 1多くの歯周病患者は、非外科・外科治療を終えて歯周組織が安定と判断されれば、口腔機能回復治療という段階に入る。その際、表1のようなあらゆるファクターを考慮して、順序立てた治療計画が必要である。このなかで最も重要で難しいのが「残存歯の予後を予測すること」である。これまでの多くの研究においても「予後の予測は難しい」といわれているように、すべての歯の予後を正確に予測することは不可能である。したがって、以下のことを重要視している。はP.66に挙げる表を参考に抜歯基準を決めている。歯周病患者における補綴戦略の立て方について、具体的に症例で示し解説する。患者:60歳、男性初診日:2005年10月主訴:右上臼歯部のブリッジがぐらぐらして、腫れている。左上も腫れた。左右とも硬いものが嚙めない。左顎がガクガクする。全身疾患:変形性関節症、尋常性乾癬、頸椎靱帯後縦硬化症、関節リウマチ。喫煙:(-)最大開口量:2横指。クリッキング:左(+)。側方運動しにくい。診断は以下のとおりである。・ 広汎型重度慢性歯周炎 Stage Ⅲ Grade B・ う蝕:1、1、7・ パーフォレーション:64・ 歯根破折:4重度歯周炎に加え、不適合補綴物、う蝕、歯根破折、パーフォレーションがあり、どの歯が残せてどのような治療計画になるのか悩む複雑な症例であった(図1、2)。筆者の留学時にペンシルバニア大学歯周病科にて参考としていたMcGuireの分類(表2)1)を参考に個々の歯の予後を考えることにした。図3のように可視化すると、初診〜治療計画歯周病患者における 補綴戦略の立て方03

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