情報誌「C&C」
Care & Communication

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岩手県陸前高田市にある「たかた歯科医院」の吉田裕院長は、東日本大震災で歯科医院も自宅も被災。一時は閉院も考えたが、患者の声に励まされ、再開に踏み切った。
震災から4年、被災地の歯科医院の今を伺ってみた。

• ・歯科医院も自宅も津波に流され、2ヵ月間、避難所で暮らす
• ・患者や周囲の人に励まされ仮設診療所で診療を再開
• ・同じ敷地内での再建に知恵を絞る
• ・患者を含め、地元の人たちが集う 憩いの場に育てたい

Profile

吉田 裕 先生

●1982年3月　東北歯科大学（現奥羽大歯学部）卒業　●1987年5月　宮城県仙台市での開業医勤務を経て、陸前 高田市気仙町に「たかた歯科医院」を開業　●1998年4月　同町内にて移転開業　●2011年8月　陸前高田市矢作町にて仮設診療所開設　　●2013年12月　仮設診療所と同じ敷地内に本院「たかた歯科医院」を開設　

たかた歯科医院

住所：岩手県陸前高田市矢作町字寺前15-2　TEL：0192-55-5011

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震災直後の2011年5月、岩手県陸前高田市でいち早く仮設診療所を建設し、診療を再開した吉田歯科医院。震災から仮設住宅建設までの経緯や仮設診療所での診療の様子は、「C&C」25号で紹介した。
それから3年、たかた歯科医院を訪問するのと一緒に、吉田歯科医院も再訪。院長の吉田正紀先生と息子さんで副院長の重之先生にお目にかかり、現在の様子を伺ってみた。
　吉田歯科医院は、2012年４月、敷地は同じだが、仮設診療所の前に場所を移し、本院を再建した。パーテーションで区切られた診療室にはユニットを4台設置。重之副院長の意見も取り入れた新本院は、すっきりとした使いやすい診療室と明るく心地のよい空間に設計されている。

Profile

吉田 正紀 先生

●1978年　神奈川歯科大学卒業。同年、東京女子医科大学歯科口腔外科に入局　●1982年9月　岩手県陸前高田市に吉田歯科医院を開業　●2011年5月　仮設診療所開設　●2012年4月　同敷地内に本院開設

吉田歯科医院

住所：岩手県陸前高田市高田町字鳴石22-9　TEL：0192-54-4566

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「アールデンタルオフィス」は博多駅から車で30分ほどの距離、福岡市のベッドタウンにある。徹底した患者目線で「心地の良い歯医者」を実現する吉村理沙院長に、これまでの歩みとこれからを伺ってみた。

• ・歯科医院と感じさせない歯科医院を設計段階から目指す
• ・診療の質を支えてくれるハイレベルな歯科機器を揃える
• ・「苦手チェック票」と事前の問診票記入でより細やかに患者のニーズをつかむ
• ・「人が財産」を大切に、スタッフや近隣との関係を深める

Profile

吉村 理沙 先生

●2001年　福岡歯科大学卒業。同大付属病院医科歯科総合病院で研修
●2003年～2010年　福岡市、大阪府箕面市の歯科医院で経験を積む
●2011年4月　アールデンタルオフィス開業　●日本臨床歯周病学会　●日本装着歯学会

アール デンタル オフィス

住所：福岡県筑紫郡那珂川町中原5丁目35-1　TEL：092-952-977
HP：http://www.r-dental-office.com/

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待合室から見える技工室やNd:YAGレーザーの使い方の工夫など、奥田祐司院長の診療スタイルはユニークだ。こだわりのある診療の様子とNd:YAGレーザーを使ったジルコニアクラウン除去の症例を教えていただいた。

• ・待合室に隣接してガラス張りの技工室を設置
• ・インプラントの材料研究からジルコニアに関心を持つ
• ・ジルコニア修復物を装着した歯への再治療時における
  インパルスデンタルレーザーの応用

Profile

奥田 祐司 先生

●2004年　鹿児島大学歯学部卒業　●2011年　鹿児島大学大学院医歯学総合研究科修了。博士号取得●2012年　亀戸デンタルオフィス開業　●2011～2013年　鹿児島大学歯科生体材料学　客員研究員　●2013年～現在　愛知学院大学歯学部未来口腔センター　客員研究員　●日本歯科理工学会　●日本口腔インプラント学会　●日本歯科審美学会　●第５４回歯科理工学会優秀発表賞受賞

亀戸デンタルオフィス

住所：東京都江東区亀戸2-45-7-102　TEL：03-5875-4976
HP：http://www.kameido-do.com/